OpenAI公式発表:2026年9月10日
OpenAIは2026年9月10日、ChatGPT for Financial Servicesを発表しました。金融データとモデルを組み合わせ、調査、金融モデル、顧客向け資料の作成を支援する金融機関向け製品です。数値や記述から出典の表・文章へたどる機能や、組織のテンプレート配布を説明しています。[1]
OpenAIの企業向けプライバシー方針では、業務データを既定でモデル学習に利用しないとしています。[2]
数字の期間・単位・出所をそろえる
同じ会社の数字でも、対象期間、連結範囲、表示単位が違えば、単純には比較できません。資料を確認するときは、参照した文書、該当箇所、集計条件をたどれるかを見ます。説明文の読みやすさと、数字を確かめられることを、それぞれ確認します。
原資料との照合は、成果物の設計に含めておきます。どの数字をどの資料から取ったかが分かれば、第三者が確認する際にも、同じ箇所へ戻りやすくなります。
資料の型に、確認する項目を入れる
基準日、使用資料、前提、確認者を定型項目にします。見出しや色と一緒に確認項目もそろえると、担当者が変わっても、見るべき場所を共有できます。
調整項目がある場合は、AIが抽出した内容と、人が判断した内容を分けて残します。翌月の見直しや引き継ぎの際に、元資料の記載と担当者の判断を区別して説明しやすくなります。
機密管理と分析精度を別々に確認する
データを学習に使わない方針は、個々の分析結果の正確さを保証するものではありません。情報の保管や権限を確認したうえで、数字の読み違いや計算条件の取り違えがないかを調べます。
初めは読み取りと分析を対象にし、確定処理や外部提出の前に人の確認点を置きます。今回の発表だけで、日本の会計・税務実務への適合まで判断することはできません。利用対象や契約条件を確かめ、自社の資料と手順で試した結果をもとに、活用する範囲を決めます。
